: 2025年06月17日
【就活体験談】日系大手内定へのビクトリーロード

こんにちは、就活アドバイザーのカバヤです。前編ではエントリーシートとWebテストを突破するまでの体験談をお届けしましたが、今回はいよいよ“本丸”とも言える面接フェーズに突入します。結論から言うと、日系大手企業の選考における面接は情報戦と戦略の塊でした。特に面接官がチェックしているポイントを正確に捉えることが、内定への近道となります。
一次面接:圧迫ではないが、探られている
一次面接は人事部の若手〜中堅社員2名と学生2名のグループ面接でした。雰囲気は終始穏やかで、「圧迫」という印象はありませんでしたが、発言内容の一貫性や論理の筋道はかなり厳しく見られていたと思います。
実際に聞かれた質問
〇 学生時代に頑張ったこと(通称「ガクチカ」)
〇 ガクチカに取り組む中で最も苦しかった瞬間
〇 当社の志望理由と、競合他社ではなく当社である理由
ここで重要なのは、ガクチカと志望動機に共通する価値観があることを伝えること。私は「自分で考え抜いた上で周囲を巻き込む力」をアピールポイントにしていたので、それが実際に企業の風土と合っているかを自然に示すように心がけました。
結果、一次面接後にはすぐに通過の連絡が。スピード感がある会社は、次の面接への準備時間も少ないので、常に次を見据えて準備しておくことが大切だと痛感しました。
二次面接:深掘りされる「志」と「適性」
二次面接では、マネージャークラスの社員と1対1。ここからは「志望度」と「業務への適性」が本格的に見られている印象でした。
特に印象に残っている質問がこちら:
- 「この業界に対して不安な点は?それでも挑戦したい理由は?」
- 「あなたがリーダーだった時、チームメンバーが全く動かなかったらどうしますか?」
- 「弊社の社員に会って感じたことは?」
この面接では、自分の経験をただ語るだけでなく、それを言語化して整理する力が求められました。また、「社員に会って感じたこと」はOB訪問をしていたことが非常に役立ちました。事前に2人の社員に話を聞いていたので、実際の雰囲気や業務のリアルを具体的に語ることができ、説得力を持たせられたと思います。
最終面接:一番大切なのは「素の自分」を見せること
最終面接は、役員クラスの方との個人面接。これまでとは打って変わって、形式張らず、かなり人間性に寄った会話が中心でした。
冒頭は、意外にもこんな雑談から始まりました:
- 「最近読んで面白かった本は?」
- 「休日は何をしているの?」
ここで無理に「意識高い系」の回答をせず、等身大の自分を見せるよう意識しました。実際に話したのは「大学近くの銭湯に行ってリフレッシュするのが好き」という話。すると、面接官も「いいね、私も銭湯は好きだよ」と話に乗ってくれて、緊張が一気に解けました。
本題に入ってからは、主に「人生における価値観」や「5年後・10年後のビジョン」について問われましたが、どれも事前に用意していたエピソードをベースに、自分の想いや目指す姿を語れたことで、最終面接も無事突破することができました。
面接を通じて得た学び
改めて思うのは、面接とは「正解」を出す場所ではなく、「自分という人間を伝える場」だということです。完璧な回答を目指すのではなく、「なぜそう考えるのか」「どんな価値観を大事にしているのか」を一貫して語れることが何よりも大切でした。
また、どの面接でも共通していたのは、**「あなたはこの会社にフィットするか?」**という視点で見られていたということ。だからこそ、自分自身が「この会社に入りたい」と心から思っているかどうか、その熱量が言葉の端々ににじみ出ていたのだと思います。
おわりに
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。面接はプレッシャーも大きく、失敗を引きずることもありますが、準備をしてきた分だけ、自信が支えになります。
この記事が、これから面接を迎えるあなたの一助となれば幸いです。
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